お米マイスターって?

お米マイスターの誕生経緯

”米”は、日本においては、古くは戦国時代には、自分の領地で穫れるお米の石高が、その武将の力を現していました。
武士は、農民より年貢という今でいう税金を、”お米”で納めさせていました。
”お米というのは、お金と同じ価値のあるもの”なのです。
近代日本においても、お米は、政府の管理下のもと、流通されていました。
そして本来、”お米の販売”は、戦後の配給制度より、食糧管理制度においては、販売を”許可されたお米屋さん”のみが行うことが許されていたのです。
しかし、1995年より施行された、新食糧法においては、販売する者は、県に”登録”することにより可能となり、そして2004年の改正においては、”届出”することにより、誰もが自由にお米の販売をすることが可能となってきたのです。
今では、お米はスーパー、コンビニ、薬局など至る所に並べられ、乱売されています。

”本当に美味しいお米、安心して食べれるお米はどれなんだろう!”

消費者のこんな疑問に答えることが出来る、そんな人が必要です。
そして、それこそが、”お米マイスター”なのです!

お米のスペシャリスト=お米マイスター

マイスター(MEISTER)は、ドイツ語で、「巨匠・師匠」の意味です。
隣人の国ドイツでは、優れた技術者を育てるために、マイスター制度を設けて、厳格な運営をしてきました。
お米マイスターは、日本米穀小売商業組合連合会が主宰し、お米に関する専門職経験を持つもの、すなわち”お米屋さん”しか受験する資格はありません。

お米マイスターの資格は、いわば、お米のスペシャリスト、お米の博士号とも言えるのです。

知識力の三ツ星、技術力の五ツ星

お米マイスターには、三ツ星お米マイスターと五ツ星お米マイスターがあります。
三ツ星お米マイスターは、平成14年度から試験を実施し、平成20年1月現在で全国に3944名が認定されております。
三ツ星お米マイスターの資格習得のためには、約1日間の認定講座を受講し、その後の認定試験を受験。
主に、お米に関する知識的実力を判断し、資格認定をします。

三ツ星お米マイスター資格取得後に受験が許されるのが、五ツ星お米マイスターです。
”知識力の三ツ星”に対して、五ツ星お米マイスターの資格取得には、技術力が必要となります。

玄米の判別能力、炊飯クレームの対応能力、お米の品種や成分などの説明能力を認定試験で問われます。

認定試験は、試験官と1対1での口答回答方式の試験です。
そして認定試験当日までに、”お米のブレンド技術、精米技術”を判断するための課題が与えられ、認定試験の最後には、ご飯の食味を判別する”食味官能試験”も実施されます。

これら”技術力”を問う認定試験が平成16年度より行われておりますが、これまで平成20年10月現在で、全国で284名が認定。
いまだ三ツ星マイスターの1割にも満たない程、厳しい難関となっています。

当店には五ツ星、三ツ星両方のお米マイスターがいます!

平成14年度”お米マイスター制度”スタートまもなく、当社の社長が、加古川市で初めての”三ツ星お米マイスター”を取得しました。
その後、平成20年には、念願の”五ツ星お米マイスター”も取得、こちらも加古川市では初、兵庫県においても8人目となります。
当社社員も、平成19年に”三ツ星お米マイスターに2名が合格しました。
当店は、五ツ星1名、三ツ星2名の計3名の”お米マイスターのいる店”なのです。